令和2年度第1回キャリア研修会を開催しました。

 2020年6月21日(日) 第1回キャリア研修会を、「セルフ・キャリアドック入門」の著者でもある ユースキャリア研究所 高橋浩先生をお招きし、web会議システムで開催しました。
本来であれば、新潟にお越しいただき、研修していただく予定でしたが、感染症予防のため、初のZoom研修となりました。

 

 研修では、セルフ・キャリアドックと通常のキャリアコンサルティングの違いや、なぜこれから組織においてセルフ・キャリアドックが必要になってくるのかなど、仕組みや背景などをご講義くださいました。
 組織を見立てる演習において、限られた情報から問題を把握し、システム思考で問題を捉えるためのワークを行いました。ブレイクアウトセッションでは、相互作用をループで捉えることの難しさを皆さん、口々にお話しされていました。キャリアコンサルタントがそれぞれの得意分野で、チームとしてやっていけたら良いという声も聞かれました。
 そして、キャリアコンサルティングの面談では、キャリア形成に関する点検を行う開発的な面談と、悩みを抱えてきた場合の解決的な面談とがある中で、開発的な面談について、グループワークを行いました。
 『MUST CAN WILL』のそれぞれが重なるところの意味や、その対応例がわかる「キャリア形成プロセスのチェック項目」を確認しました。
 ツール例も書かれてあり、相談者の置かれている現状をシステマチックに把握できるようになっています。(ちなみに私は、手帳に見開きで挟んでおり、研修ニーズを把握する時に、役立てております。)
 また、今回皆さんが関心を持ったワードが、「JOBクラフティング」
高橋先生が今研究中とのことでしたので、是非またお時間を取っていただき、具体的な生かし方をご教授いただきたいと思いました。

 

 アンケートの満足度でも、5点中平均4.6という高い評価で、「高橋先生の丁寧な説明が、とてもわかりやすく、ワークのおかげで気付きも多く、よい研修でした。」「セルフ・キャリアドック導入の必要性を理解することができました。」「学びたかった内容で、先生の話もとてもわかりやすく良かったです。書籍を読んで、更に学びを深めたいと思います。」等の感想をいただきました。

 

 初めてのZoom開催ということもあり、どれだけ皆様が参加してくださるか不安もありましたが、蓋を開けてみれば19名のご参加を頂き、皆様の関心の高いテーマであったことが伺えました。


 9月には、いよいよ更新講習の開催を予定しています。
定員が決められていますので、お申し込みの方はお早めにお願致します。

最後に参加した皆さんで画面ショットを撮りました。
(注)ぼかしをかけてあります。