令和7年度第1回キャリア研修会を開催しました。

 2025年6月28日(土)に、法政大学キャリアデザイン学部教授 廣川 進 先生を講師にお招きし、令和7年度第1回キャリア研修会を開催しました。
また、昨年度に引き続き新潟県プロティアン・キャリア普及協会様と共催での開催となりました。

 今回の研修会は、「若年層の支援に求められるポイント-キャリアからメンタルヘルスまで-」をテーマに廣川先生からご講義いただきました。
 先生のご講義を中心に事例検討のグループワークや2人ペアのワークを交えながら進みました。
「Z世代」の特徴でもあるタイパ・コスパ優先のキャリア感をもつ若年層への関わり方のポイントは、

「個別対応」が基本であり「ポジティブフィードバック」を心掛けること。職場においての疎外感を感じさせないよう同期同士の絆を深め「仲間意識」を持たせること。また、職場における「心理的安全性」の高さが早期の退職者を減らすことにも繋がるので、職場の人間関係や風通しの良さも重要である。
 ミドル世代が経験してきた厳しい若年層時代とは大分異なるものであり、「Z世代」への関わり方や支援をする上で大変参考になりました。 

 

 アンケートの満足度も、受講者の8割以上の方から満点評価という高い評価を得ました。また、コメントでも「現在の若者の傾向について、企業と教育分野の視点で学ぶことが出来ました。指導法のヒント、職場で育てるマネジメント、ポジティブフィードバックは、相談業務で活かせると感じました。BPSモデル、アセスメントの視点もとても勉強になりました。」  「今回のテーマの対象である若年層に関わること、メンタルヘルスや発達障害についても最近その可能を感じる方と接する機会も多くあります。何も決めつけや診断をする立場ではないことが前提ですが、相手をよくみて、傾向や可能を考えることの大切さを学びました。」などの感想をいただきました。

 

 廣川先生の研修会は今年度で3回目となりましたが、廣川先生の飾らないお人柄のお陰で終始和やかで楽しく拝聴することが出来ました。
研修会後の懇親会も多数の参加者の皆さんにご出席いただき、新潟の美味しい日本酒と海の幸を肴に大盛況のうちに幕を閉じました。
 当協会では、研修会を始め、今後も会員相互の交流や研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。