活動報告一覧

2024年

2月

13日

【お知らせ】会員ページのパスワード変更作業について

現在、パスワードを新年度のものに変更作業中につき、パスワードが必要なページにおいて、旧パスワードではログインができません。
令和6年度のパスワードは、2月14日に当協会事務局より通知する予定です。

ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

2023年

11月

12日

アルザフォーラム2023 「人生会議」のゲームを楽しみませんか?

2023年11月12日 日曜日に「「人生会議」のゲームを楽しみませんか?」をテーマにアルザフォーラム2023に参加いたしました。

 

キャリアコンサルタントの業務として、「介護と仕事の両立支援」があります。その中で、クライアントの心情の中には、「果たして今の介護の関り方について、親の望むものなのか」という不安があり、多くはその不安と折り合いを付けながら、介護や親の看取りを行うことが多いのではないでしょうか。その現状を踏まえ、家族で自身の最期を話し合える環境、また、自分自身が望む最期を考えることのサポートは、誰もがよりよく生きるためのライフキャリアを実現するものと考え、この度「人生会議」ゲームを企画しました。

重いテーマになりがちな「人生会議」だからこそ、ゲーム性を全面に出して、楽しく思索が深められることを強調し、参加しやすいチラシ作成につとめました。また、HPやFBなどの媒体も通して周知を行いました。
当日は協会員以外にも、3名の一般参加者にご参加いただき、当日欠席にはなりましたが、2~3名の一般参加者から、問い合わせも頂きました。
「人生会議」のゲームを2グループに分けれて実施した後、その方が大切にしたい価値観・最期について聞かせて頂きました。

 

参加者の方からは「普段親しい人にも話さない内容を共有出来て良かった」「身近な人にも共有したい」などの前向きな振り返りが聞かれました。また、弊協会の取組みについても、もっと一般の方に向けたイベントを期待している旨のフィードバックも頂き、地域社会に対する貢献事業を今後も続けていきたいと思いを新たにいたしました。

 

2023年

10月

22日

令和5年度第2回キャリア研修会を開催しました。

 2023年10月22日(日)に法政大学キャリアデザイン学部教授の廣川進先生をお招きし、「キャリアコンサルタントが知っておくべきメンタルヘルスの実践的理解」をテーマに、web会議システム(Zoom)で第2回キャリア研修会を開催いたしました。


 今回の研修会では、キャリアコンサルタントにとって実践の場で最も対応が難しいといわれるメンタルヘルスと発達障害のテーマを扱いました。当日はこの2つのテーマを中心に、ストレスマネジメント、復職支援や主なメンタル疾患、発達障害などの基礎知識と事例検討を踏まえた実践的な理解を深めることに主眼を置きました。


 廣川先生に初めて登壇いただきましたが、わかりやすい説明と率直な言葉遣いから終始和やかな雰囲気で研修を行うことができました。
 冒頭、キャリアコンサルタント調査の報告やキャリコンの効果や活動の場の広がりについてお話をいただき、対応が難しい発達障害、メンタルヘルス、職場の人間関係についてどう向き合えばいいのか、個々の症状の解説や対応策、ストレスの仕組みなどについてお話を伺いました。またアセスメントシートやスクリーニングリスト、ストレス診断チェック項目の紹介など現場ですぐに役立つ資料の紹介も受けました。


 後半、事例として適応障害で休職に入るクライアントに対してグループで考え、状況に応じた気持ちに寄り添った言葉の伝え方、キャリアコンサルタントとの信頼感や安心感の構築の重要性、相手を労うことの大切さ、急がないこと、状況に応じて本人に言語化させる必要性等、復職に向けて、どうクライアントに回復してもらうか。


 職場復帰に向けたキャリアの視点について話を広げていただき、大いに勉強になりました。最後に廣川先生からキャリアコンサルタントの役割や本来の意義についてまとめていただき、満足度の高い研修会となりました。


 アンケートのコメントでは「事例研究で深く考えられた」、「最後の振り返りが効果的で学びに結びついた」、「disorderの解釈が印象的だった」、「事例研究でキャリコンの神髄に触れた気がした」などの感想と「また廣川先生の研修を受けたいです」との声も多数いただきました。


 文学博士の肩書も持たれている廣川先生から次回は村上春樹などの小説の話、バリ・ウブドや宮古島・石垣島、瀬戸内海の豊島などの癒しの旅のお話などもまたお伺いしたいと思いました。


 当協会では、研修会を始め、今後も会員相互の交流や研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。

2023年

5月

28日

令和5年度第1回キャリア研修会を開催しました。

 当協会では、令和5年5月28日(日)に万代市民会館において、小倉泰憲先生を講師にお迎えして「LGBTとキャリアコンサルティング」をテーマに、キャリア研修会を開催いたしました。
 最近は、LGBT(LGBTQ)についての話題や題材がメディアや小説・テレビ・映画等でも扱われることが増えているものの、正しい知識を学習する機会がなかなかありませんでしたが、この度の研修会では、先生が資料の他に小冊子もご用意くださったうえに、非常に実践的な内容のお話をしていたただき、大変有意義な研修となりました。

 

 山田理事長の挨拶のあと、小倉先生から簡単な自己紹介をしていただき、研修会がスタートしました。

 スタートしてすぐに、「夕鶴」の物語について思うことと、この物語から考えられるLGBTの問題を考えるという課題を出され、グループで話し合いました。
 誰でも知っている夕鶴の物語が、LGBTと繋がるのか!? という思いでしたが、後から、日常の普通の生活の中でLGBTの視点を持つことが大切なのだと感じました。

 

 続いて、LGBTの基礎知識について説明いただきましたが、「SOGI」と「LGBT」はどう違うのか?のように、今まで何気なく聞いていた言葉について、理解を深めることができましたし、配布された用語集にも多くの言葉が載っており、大変参考になりました。

 

 また、今回の研修では、小倉先生が実際の場面でのQ&Aを多く用意してくださいました。
 例えば、「カミングアウトや相談を受けたら」とか「クライエントがLGBTを打ち明け、職場での悩みなどを相談してきた場合、どのような事を意識して対応すればよいのでしょうか?」など、すぐに活用できる具体例をあげてくださいましたので、とても理解しやすい内容になっていました。

 中でも、「日本の文化風習として『みな同じだ』『ふつうと違う人は存在しないはずだ』『そうでないと困る』という意識を持つ人は多い。日本人は目に見えるものしか信じない傾向があり、この二つが結びつくと『自分の周りにはふつうの人しかおらず、LGBTの人たちに会ったことはない。だから身近にいない。』と思いたくなる可能性が高い。そして、ある文化における「ふつう」の中には非合理的な思い込みが含まれることがあり、それが無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)に結び付くことが多い。」という部分は、このような文化がLGBTの人たちを生きづらくしている要因になるのだろうと、改めて考えさせられるところでした。

 

 

 参加された皆様からのアンケートでは、「キャリアコンサルタントとして、相談業務をするしないに関わらず、多様性のひとつとして、LGBTの方は、身近にいることを前提に、人と接していこうと思います。マイノリティに対する無意識の偏見について気づくきっかけとなりました。」「大変勉強になりました。LGBTによる無意識の偏見があると強く感じました。これからももっと学びを深めていきたいです。大変有意義な勉強会でした。ありがとうございました。」などの感想をいただきました。

 小倉先生には、当協会の更新講習の講師もお願いしており、当協会との関りも深く、いつも優しく穏やかに接していただき、今回も気持ちよく学ばせていただくことができました。

 

 当協会では、第2回研修会も準備を進めており、今後もNCCサロンなど会員相互の交流や研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えております。

皆さまのご参加をお待ちしております。

 

 

2023年

2月

20日

【お知らせ】会員ページのパスワード変更作業について

現在、パスワードを新年度のものに変更作業中につき、パスワードが必要なページにおいて、旧パスワードではログインができません。
令和5年度のパスワードは、2月24日に当協会事務局より通知する予定です。

ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

2022年

4月

16日

令和4年度第1回キャリア研修会を開催しました。

 2022年4月16日(土)に、キャリア心理学研究所代表 宮城まり子先生を講師にお招きし「短期療法(ブリーフセラピー)をキャリア支援に活かす」をテーマに、web会議システム(Zoom)で第1回キャリア研修会を開催いたしました。

 

 宮城先生は、当協会において3回目の研修会となりますが、参加者全員に優しく言葉をかけてくださり、終始和やかな雰囲気で研修を行うことができました。

 アンケートの満足度も非常に高い評価をいただき、コメントでは「現場で生かせる研修内容でした。大変勉強になりました。」「ブリーフセラピーについて、初めて学ぶことができ、非常に勉強になりました。実習もあり、学ばせていただいたことをすぐに実践でき、理解が深めやすかったです。」「すぐ使え、役立つスキルを教わることができ、ありがたかったです。」などの感想と「また宮城先生の研修を受けたいです。」との声も多数いただきました。

 以下、当日ご参加いただいた 堅田里栄様よりご感想をお寄せいただきました。

 現、日本産業カウンセリング学会名誉会長、日本キャリア教育学会理事でいらっしゃる宮城まり子先生を講師にお迎えしてのキャリア研修会がリモートにて開催されました。

 2019年に養成講座に参加し、翌年から広がった新型コロナウイルスの影響で、ずっと受験ができず、昨年の2021年6月に仙台でようやく受験でき、無事に資格取得することができました。新潟キャリアコンサルタント協会にも入会をさせていただき、この度、キャリア研修会に初めて参加させていただきました。養成講座の時から宮城先生の書籍を教材とさせていただき、直接、宮城先生からの講義を受講させていただくことができ、大変幸せに感じております。地方におりましても、リモートで都心部と変わらずに先進的な学びを得ることができるようになったことは、新型コロナウイルスがもたらしてくれた利点とも言えるでしょうか。
 短期療法(ブリーフセラピー)とは、問題解決志向(Solution focused approach)カウンセリングでもあり、クライアントの具体的変化を支援の本質とする支援方法で、クライアントが「何をどのように変えることにより、どうなりたいのか、どうありたいのか、どのような状態になることを望んでいるのか」を目標(ゴール)設定します。そのためには、今から何を行うか、どのような準備が必要か、どのような行動を具体的に行うか、何ができるかなどを一緒に考え支援する方法です。問題の原因には焦点を当てず、より良い未来を手にいれることに主に焦点をあてることも特徴の一つです。
 「短期療法(ブリーフセラピー)」は、捉え方を変えれば行動が変わる。行動が変われば捉え方も変えることができるという、「捉え方」と「具体的行動」に焦点を当てた支援方法です。キャリアは選択の連続であり、その選択をする上でも、「何をどのように捉えているか」がカギとなります。不安になるような捉え方を選択すれば不安になることは、ABCDE理論でも私たちは学んで参りました。事実や出来事は変えることはできなくても、捉え方は変えられるため、クライアントの変化を重視し、「捉え方」と「行動」両面からアプローチをすることが大切であると教えていただきました。また「短期療法」の特徴である、「大きな変化は望まず、小さな変化を次第に大きな変化につなげていく」という方法は、支援する側もクライアントにとっても、非常に勇気づけられる、一歩を踏み出しやすいものであると感じました。そして今回は宮城先生からすぐに実践できる手法を3つご教授いただきました。スケーリング・クエッション、タイムマシン・クエスチョン、ミラクル・クエスチョンです。問題に焦点をあてず、「どうなりたいのか?」といった未来の姿から逆算して現在の施策を考えるバックキャスティング思考法とも言え、知らず知らずに気持ちがポジティブになれるため、行動にもつながりやすいように感じます。
 宮城先生のお話は非常にわかりやすく楽しく、かつブレイクアウトルームにてペアを組んでの実習もあり、大変理解がしやすかったです。4月は研修をさせていただく機会が多かったので実践あるのみと、研修会で教えていただいた内容を少しだけご紹介させていただきました。VUCAの時代と言われる現代社会において、キャリアデザインの重要性を強く実感する場面が多くなりました。新潟キャリアコンサルタント協会の皆様方と共に活動させていただく中で、共に学び共に考え勉強させていただき、日々成長し続けていきたいと強く感じる研修会となりました。大変ありがとうございました。

 

 当協会では、研修会を始め、今後も会員相互の交流や研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

最後に参加した皆さんで画面ショットを撮りました。
(注)ぼかしをかけてあります。


2022年

2月

25日

【お知らせ】会員ページのパスワード変更作業について

現在、パスワードを新年度のものに変更作業中につき、パスワードが必要なページにおいて、旧パスワードではログインができません。
令和4年度のパスワードは、2月28日に当協会事務局より通知する予定です。

ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

2021年

10月

10日

令和3年度第2回キャリア研修会を開催しました。

 2021年10月10日(日)に、神奈川大学人間科学部教授・大学院人間科学研究科委員長・心理相談センター所長 杉山 崇先生を講師にお招きし、web会議システム(Zoom)で第2回キャリア研修会を開催しました。

 今回の研修会は、「キャリア支援と相談活動に活かす、発達障害の心理科学的理解と対応」をテーマに杉山先生からご講義いただきました。
 発達障害は脳の使い方の特性で社会の予定調和にうまく乗れないことで、周囲と不和やトラブル、不理解という「障害」がおこりやすいことが問題であり、周囲の人達の理解が何よりも重要であるとのことでした。発達障害は「発達」の「障害」ではなく「脳」の「特性」による「個性」であり、彼らの「個性」を周囲が理解し「個性」を活かせる場を適切に提供できることが望ましいと感じました。また、アセスメントとして「脳傾向スタイル診断」の紹介があり、実際に会社等で活用されて効果が得られているというお話も興味深かったです。脳の特性を活かした組織作りは、ヒーロー戦隊ゴレンジャーのようにお互いの弱さを補いあえる最強の組織になれるはず!とのことでした。
 研修は、先生のご講義を中心に数回のブレイクアウトセッションを行い、各セッション終了後にグループで出された話題や疑問点等を発表しました。発表を通じて受講者の皆さんの現場でのご苦労や現状を把握することで、今後の発達障害の方への対応の参考になり大変有意義なものとなりました。また、どちらの現場でも診断を受けていないグレーゾーンの方との対応が実は一番難しいといった意見も出されました。
 
 アンケートの満足度も、5点満点評価で受講者全員が満点という非常に高い評価を得ました。また、コメントでも「切り口が論理的で理解の整理ができました。今後の支援に活かします。」「発達障害というと、診断基準の詳しい説明から特性を理解したつもりになっていました。今回、診断基準は二次障害であって、その根本の能の働きから考えることができたのが大きかったです。」「仕事に直結している研修内容でしたので、大変ためになりました。」などの感想をいただきました。

 杉山先生の研修はユーモア溢れる話題や先生の飾らないお人柄のおかげで、終始和やかな雰囲気で楽しく拝聴することが出来ました。受講者の皆さんからも、次回は実践的な内容で続編を開催して欲しいとの意見が多数寄せられました。先生も新潟の日本酒をこよなく愛していらっしゃるとのことでしたので、次回、対面での開催が実現した暁には懇親会にて皆さんと美味しい日本酒を酌み交わせられるよう願っております。

 当協会では、研修会を始め、今後も会員相互の交流や研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。

最後に参加した皆さんで画面ショットを撮りました。
(注)ぼかしをかけてあります。


2021年

4月

25日

令和3年度第1回キャリア研修会を開催しました。

 2021年4月25日(日)に、ユースキャリア研究所 高橋浩先生を講師にお招きし、web会議システム(Zoom)で第1回キャリア研修会を開催しました。

 今回の研修会は、昨年度の研修で皆さんが関心を持たれた「ジョブ・クラフティング」をテーマに、昨年に引き続き高橋先生からご講義いただきました。
 高橋先生は、講座のねらいを“ジョブ・クラフティングという「自分の仕事を積極的にデザインする新手法」を体験的に学び、部下育成やキャリア支援など、現場での活用方法を習得します”とされていましたが、研修を受けてみて、現場で活用されたらとても有意義な手法だと感じました。

 まず、現在の仕事におけるタスクをカードに書き出し、続いて自分の「情熱・強み・価値」の3特性を一覧表から明らかにします。
 続いて、3つの特性とタスクのつながりをマッピングしていき、3特性を活かすためにタスクのやり方や量・人間関係を再検討し、タスクに自分自身で意味付けをしていく…という手順で進んでいきました。


 研修は、個人ワークとブレイクアウトセッションでの発表を繰り返していきましたが、体験が進んでいき、自分の仕事と強みを関連づけていくことや仕事を意味づけていくことで、自分の仕事に対して主体的に取り組むということの意味を感じることができました。

 

 アンケートの満足度も、昨年に引き続き、5点中平均4.7という高い評価で、コメントでも「タスクカードに書き出す事で問題点を可視化し冷静に分析も出来ました。」「ジョブ・クラフティングを実際に体験しながらの講義、さらにグループでシェアすることで理解が深まり、気付きがとても多かったです。」「企業内でも本日勉強したジョブクラフティングの考え方、手法を取り入れられたら と感じました。」などの感想をいただきました。

 高橋先生の研修はオンラインでありながら、対面の研修と変わらない満足度の高い研修で、また先生からご指導いただきたいとのお声もあり、機会がありましたら是非検討したいと思います。

最後に参加した皆さんで画面ショットを撮りました。
(注)ぼかしをかけてあります。


2021年

2月

22日

【お知らせ】会員ページのパスワード変更作業について

現在、パスワードを新年度のものに変更作業中につき、旧パスワードではログインができません。
22日に当協会事務局より通知されますので、ご確認のうえログイン願います。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承願います。

 

 

2020年

6月

21日

令和2年度第1回キャリア研修会を開催しました。

 2020年6月21日(日) 第1回キャリア研修会を、「セルフ・キャリアドック入門」の著者でもある ユースキャリア研究所 高橋浩先生をお招きし、web会議システムで開催しました。
本来であれば、新潟にお越しいただき、研修していただく予定でしたが、感染症予防のため、初のZoom研修となりました。

 

 研修では、セルフ・キャリアドックと通常のキャリアコンサルティングの違いや、なぜこれから組織においてセルフ・キャリアドックが必要になってくるのかなど、仕組みや背景などをご講義くださいました。
 組織を見立てる演習において、限られた情報から問題を把握し、システム思考で問題を捉えるためのワークを行いました。ブレイクアウトセッションでは、相互作用をループで捉えることの難しさを皆さん、口々にお話しされていました。キャリアコンサルタントがそれぞれの得意分野で、チームとしてやっていけたら良いという声も聞かれました。
 そして、キャリアコンサルティングの面談では、キャリア形成に関する点検を行う開発的な面談と、悩みを抱えてきた場合の解決的な面談とがある中で、開発的な面談について、グループワークを行いました。
 『MUST CAN WILL』のそれぞれが重なるところの意味や、その対応例がわかる「キャリア形成プロセスのチェック項目」を確認しました。
 ツール例も書かれてあり、相談者の置かれている現状をシステマチックに把握できるようになっています。(ちなみに私は、手帳に見開きで挟んでおり、研修ニーズを把握する時に、役立てております。)
 また、今回皆さんが関心を持ったワードが、「JOBクラフティング」
高橋先生が今研究中とのことでしたので、是非またお時間を取っていただき、具体的な生かし方をご教授いただきたいと思いました。

 

 アンケートの満足度でも、5点中平均4.6という高い評価で、「高橋先生の丁寧な説明が、とてもわかりやすく、ワークのおかげで気付きも多く、よい研修でした。」「セルフ・キャリアドック導入の必要性を理解することができました。」「学びたかった内容で、先生の話もとてもわかりやすく良かったです。書籍を読んで、更に学びを深めたいと思います。」等の感想をいただきました。

 

 初めてのZoom開催ということもあり、どれだけ皆様が参加してくださるか不安もありましたが、蓋を開けてみれば19名のご参加を頂き、皆様の関心の高いテーマであったことが伺えました。


 9月には、いよいよ更新講習の開催を予定しています。
定員が決められていますので、お申し込みの方はお早めにお願致します。

最後に参加した皆さんで画面ショットを撮りました。
(注)ぼかしをかけてあります。


2020年

2月

19日

【お知らせ】会員ページのパスワード変更作業について

現在、パスワードを新年度のものに変更作業中につき、旧パスワードではログインができません。
20日に当協会事務局より通知されますので、ご確認のうえログイン願います。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承願います。

 

 

2019年

12月

01日

令和元年度第2回キャリア研修会を開催しました。

 当協会では、令和元年12月1日(日)にレンタルスペース本町において、上篤先生に講師としておいでいただき、「基本に立ち返るキャリアカウンセリング~人生100年時代のキャリアカウンセリング~」をテーマとし、キャリア研修会を開催いたしました。

 上先生をお招きするのは4年ぶりで2度目となります。山田理事長の開会挨拶では、4年前の研修会での『私たちキャリアコンサルタントにとって、上位資格の取得も大切ではあるが、カウンセリングの経験を重ねることこそが重要である』という上先生の教えがいかに支えとなってきたかが語られ、先生を歓迎する雰囲気が一気に高まりました。

 続いて、西條副理事長による上先生のご紹介の後、研修がスタートしましたが、上先生からのリクエストで西條副理事長にとっての「基本に立ち返る」意図の語りが促されました。新潟にご縁の深い上先生との掛け合いが、また場を盛り上げます。

 西條副理事長から語られた想いは2点です。

①キャリアコンサルタント(CC)が国家資格化され、一定時間数の更新講習受講が義務付けられました。単なる資格更新の時間を満たすだけの研修受講になっていませんか?支援者として、クライエントに価値のあるものを提供するための研修が、自分のためだけになっていませんか?いま一度、資格と取った時に原点に立ち返り、クライエントに対してCCとして何ができるか、何を研鑽していけばよいのかに立ち返ってみましょう。

②CCとして、他の心理系資格との差別化もあり、積極技法や課題解決が強調されているようにも感じますが、基本的な部分がおざなりになってないでしょうか?傾聴はおろそかになっていませんか? 家に例えると、1階部分が傾聴スキルで、2階部分が積極技法。1階なくして2階はありえないと考え、あらためてご自分の傾聴姿勢を見つめなおしてみませんか?

 この想いを受けて、上先生のファシリテーションのもと参加者グループで「傾聴」をテーマとした話し合いがスタート。今回の研修の意図である傾聴の重要性が共有されたところで、上先生からキャリアカウンセリングとは何かをキーワードとともに解説して頂きました。
・「心理臨床的カウンセリング」と「教育開発的カウンセリング」
・「キャリア」の語源…「轍」と「競馬場」
・「ワークキャリア」と「ライフキャリア」
・「外的キャリア」と「内的キャリア」

 そしていよいよ、効果的なキャリアカウンセリングのために傾聴トレーニングです。
①3つの聞き方〈石/ボディランゲージ/声〉を経験学習
 どういった聞き方が、自由に話せる場をつくるかを体感しました。
②5分間、10分間の傾聴ロールプレイ
 話し手は、事柄と感情の2つを伝えようとしていることを念頭に、その両方をキャッチすること。言葉に表しづらい感情もキャッチして、伝え返して確かめていく練習です。

 最後に、傾聴で1対1の面談ができることに加えて、キャリアコンサルタントとしては必須の、グループワークのファシリテーション・プロセスも体験しました。
 少子高齢化社会での人生100年時代において、『継続雇用後もモチベーションを維持・向上するには、個人としてどのような対処・考え方をすれば良いのだろうか』というテーマでグループの話し合いをファシリテートしていきます。一人ひとりが、グループに流れている雰囲気・感情・関係性の変化を読み取ります。上先生による全体のファシリテーションもあって、正解・不正解を問わないお互いに異なる意見を認め合うプロセスの中で、十分にテーマを深めることができました。 

 

 研修会終了後は、会場を移して上先生を囲んでの懇親会を行いました。
 参加された方のなかには、上先生とのご縁の深い方もいらっしゃいましたので、思い出話も交えて、大変楽しい時間を過ごすことができました。

 

 参加された皆様からのアンケートでは、「ベースの部分をじっくり振り返ることができました」「更新講習の時間だけでなく、純粋にCOとしての自分を磨くため振り返る機会すごく大切だと思いました」「上先生の『一つだけが正しいというわけではない』というお言葉、かもし出すムード、とても勉強になりました」「自分自身のキャリアを考えるうえでも、内的 キャリアの大切さを改めて考えさせられました」「ロールプレイング、グループワークで参加された方々の多くの考え、意見を聴くことができて有意義でした」などの声を頂戴しました。

 基本に立ち返って傾聴スキルを見直す研修でしたが、終わってみると上先生の存在そのものが自己一致されたカウンセラーの姿そのものであり、その話し方・聴き方に触れて、参加者全員でグループカウンセリングを受けたような余韻の残る一日でした。

 当協会では、研修会を始め、今後も会員相互の交流や研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。

2019年

7月

21日

令和元年度第1回キャリア研修会を開催しました。

 当協会では、令和元年7月21日(日)に万代市民会館において、木村周先生を講師としてお招きし、「木村周先生が語るキャリアコンサルティング ~これまでとこれから~」をテーマに、キャリア研修会を開催いたしました。
 キャリアコンサルタントの祖とも言える木村先生にお越しいただき、直接お話を伺う機会に恵まれ、大変充実した研修となりました。

山田理事長の挨拶に続き、西條副理事長からキャリアコンサルタント国家資格更新の現状について情報提供があり、続いて木村周先生のご紹介の後、研修会がスタートしました。

 講話は、「5訂版・キャリアコンサルティング理論と実際」を基にして進められ、木村先生から“単著はこれが最後”である旨が語られるとともに、”中小企業にこそ「働くこと」「人材育成」の原点がある”を軸にお話をいただきました。
 先生の語り口は終始穏やかで、先生のお人柄を感じつつ、キャリアコンサルティングに対する熱い想いを、実際の体験を交えてお話しいただき、あっという間の90分間でした。

 

 その後、事前に配られた質問シートによる質疑応答、グループワークへと続きました。
 グループワークは、佐藤透子理事の進行で進められ、「雇用の場の確保と現場力の再構築」「高齢者など特別に支援を必要とする人たちへの支援」「障がい者、メンタル不全者など特別に支援を必要とする人たちへの支援」 「「労働の人間化」と「快適職場づくり」」の4つのテーマで、各人が興味あるものでグループ分けをし、ディスカッションを行いました。


 最初に各人が1分程度で自己紹介を行った後、
「それぞれのテーマが実現できている状態とは、どのような状態をいうのでしょうか?」
「この目指したい状態を実現するためには、どのようなことが必要なのでしょうか?」
「このテーマを実現するために、あなたが明日からできることは何ですか?」
の順に小テーマに沿ってディスカッションが進められました。
 今は何について話していけば良いのか…という話の方向性を示してもらいながらディスカッションを進められたことで、各グループとも話がブレることなく活発な意見交換が行われました。

 次に、4つのグループからの発表、木村先生からの講評と進み、先生からは「1人の話が終わるごとに拍手が起こるグループワークはすばらしい!」「話し合いの方向性が示される進行の仕方は大変勉強になりました。」とのお褒めの言葉をいただきました。

 研修会終了後は、会場を移して木村先生を囲んでの懇親会を行いました。
参加された方は「先生にお会いできて本当に嬉しいです!」ということで、順番に席を移動したりしながら、先生とも楽しく歓談されていました。

 最後に参加者全員で記念撮影をして先生をお見送りした後、解散となりました。



 

 参加された皆さんからのアンケートでは、「木村先生にお会いすることができて、話を聴くことができたことは大変嬉しかったです。また、グループワークではいろんな意見を共有できてよかったです。」、「木村先生のキャリアコンサルについての熱く深い想いを感じることができました。」「木村先生の「働く人」への想いが感じられました。これからも自己研鑽につとめたいです。又、様々な現場の方のお話、参考になりました。」などのご感想をいただき、木村先生のご講話とともに、グループワークの満足度も高かったという結果になりました。


 当協会では、研修会を始め、会員相互の交流や自主勉強会など、研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。

2019年

2月

19日

【お知らせ】会員ページのパスワード変更作業について

現在「会員ページ」におけるパスワードについて新年度のものに変更作業中につき、

ログインができません。
20日に当協会事務局より通知されますので、ご確認のうえログイン願います。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承願います。

 

 

2018年

12月

02日

平成30年度第2回キャリア研修会を開催しました。

 当協会では、平成30年12月2日(日)に万代市民会館において、小倉泰憲先生に講師としておいでいただき、「サビカスCCI(キャリア構成インタビュー)によるカウンセリング」をテーマとし、キャリア研修会を開催いたしました。
 最近、サビカス、CCI、ナラティブアプローチなどの言葉を耳にするものの、実践的に
学ぶ機会がなかなかありませんが、当日は、小倉先生がご用意くださった素晴らしい資料に沿った密度の濃い研修となりました。
 山田理事長の挨拶に続き、西條事務局長による小倉先生のご紹介の後、研修がスタートしました。

 理系の大学院をご卒業後、企業の研究所の技術者として勤務された先生がなぜその後、修士(カウンセリング)の学位を取得されたのか、50歳の時にエンジニアを続けようか、他の道を探そうかという転機を迎えられたことなど率直な自己開示を交えながら自己紹介いただき、最初からお話に引き込まれました。
 先生が示された研修のねらいは、「CCI(キャリア
構成インタビュー)の手法をキャリア・カウンセリングに用いることができるようになる。」というものであり、CCIの概要、CCI実施(研修参加者がCLという想定のペアでの演習)、ライフ・ポートレート作成(CCIの結果から作成)の順に進められました。

 研修参加者がCLという想定のペアで実施したCCI(Career Construction Interview)
では、エントリー・クエスチョンを始め、「ロールモデル(子どもの頃あこがれた人、模範となった人)」、「今、好きな雑誌、よく読む雑誌、TV・WEBサイト」などの用意された質問にCLが答えることで自分自身のライフストーリーを整理し、それを基にしてライフ・テーマを考えてみました。
 そして、CCIの結果からキャリア・テーマを含む自分の全体的な物語(ライフ・ポートレート)を作成しました。
 実践するなかで、実際のキャリア・カウンセリングで用いることができるようになるための理解が進みました。インタビューし、CLから語っていただくというナラティブアプローチで進んでいくことを実感するとともに、自らがCL役となることにより、幼少の頃に思いを馳せ、自分の台本を考えてみる機会にもなりました。

 終始、誠実で穏やかで、にこやかな先生からは、インタビューで使用する質問用紙まで惜しみなく与えていただくなど、実際のキャリア・カウンセリングで使えるよう、随所に温かいご配慮をいただきました。
 さらに、昨年7月に先生が参加されたアメリカでの「CAREER CONSTRUCTION INSTITUTE」の様子もご紹介いただき、サビカス先生は韻を踏むのがお好きであることや、お茶目な一面など、ご一緒したからこそ知り得たエピソードもご披露いただきました。

 参加された皆さんからのアンケートでは、「書籍では分からなかった、実際に使うときのことがイメージできた。」、「最近話題になっている内容だったので、東京まで行かずに学ぶ機会があってありがたかった。」、「CCIの概要を理解できてよかった。自分の捉われを理解でき、スッとした。」、「ライフ・ポートレート、とても腑に落ちた。今までの人生の答え合わせ、これからの指針となった。」などのご感想をいただき、満足度が高かったという結果でした。

 

 12月の新潟には珍しく雲一つない青空が広がる絶好の行楽日和の午後、CCIを実践的に学ぶとともに、自分自身に向き合うこともできた“一粒で二度おいしい”研修であり、新潟でCCI実践者が増えていくスタートラインに立った日とも言えるかもしれません。

 当協会では、研修会を始め、今後も会員相互の交流や研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

 

2018年

7月

28日

平成30年度公開講座を開催しました。

 7月28日(土)「人生を変えた一冊の本
ビブリオバトルをキャリア支援に活かす!」と題し、ほんぽーと にて公開講座が催されました。
 残念ながら、今回は若干少ない参加人数ではありましたが、初めから和やかな雰囲気の中で講座がスタートしました。

 初めにこの公開講座の企画、運営に携わって
いただいた、蓮沼さんから開会の挨拶をしていただきました。

 

 続いて、講師にお迎えしたビブリオバトル普及委員会 関東地区副代表 株式会社有隣堂 市川紀子 氏から、
ご自身のお仕事とビブリオバトルとの関わりや、ビブリオバトルの進め方などについてお話しいただきました。

 

 

 次に、2つのグループに分かれて、以下の手順で進めました。

 1.順番に自分が持参した本について、1人5分で本を紹介する。

 2.それぞれの発表の後に、グループのメンバーでその発表に対する質問や
   ディスカッションを行う。

 3.グループメンバーの発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか」を
   挙手で決め、最多数を集めたものを「チャンプ本」とする。

 

 最初は、本について5分間も話せるのか…と思いましたが、皆さん時間が足りなくなるくらい熱心に説明をされていました。

 

 最後に、講師の市川さんから全体の
まとめのお話をいただき、終了となりました。

 

 参加して下さった皆様からは、

「本の紹介を通して、紹介者の人柄・キャリアを
垣間見れたようで面白かった。もっと本を読みたくなった。」

「和気あいあいとした中で進めて頂いて、有意義な時間でした。」

 

「一つのツールとしていろいろと使えると感じたので、これから活用していきたい。」などの感想をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         ※ 当日参加者が持参した本です

 

 

 

2018年

4月

08日

平成30年度第1回キャリア研修会(春季)を開催しました。

 当協会では、平成30年4月8日(日)に万代市民会館において、講師に宮城まり子先生を
お招きし平成30年度第1回キャリア研修会を開催いたしました。
 新潟市内の桜はまさに満開でしたが、花冷えと言うにも寒すぎるほどで、時おりみぞれ
さえ舞うようなお天気でしたが、宮城先生の美魔女ぶり(先生、この表現、お許しください。でも、まさに先生は美魔女です!)と先生の研修の素晴らしさに、寒さを忘れた参加者が
多かったことと思います。

 宮城先生からは、今回で3回目のご出講をいただきましたが、今回もまた、大満足の研修会でした。

 研修会は、山田理事長の挨拶の後、西條事務局長から宮城先生をご紹介するとともに、先生の教授ご退任と
新しいステージでのご活躍をお祝いして、ささやかな
お祝いのお品を贈呈させていただきました。先生からはにこやかな笑顔でお礼のお言葉をいただきました。

 

 また、当日は新会員4名から自己紹介をしていただきました。志高い4名をお仲間に迎え、心強く思うとともに、ご挨拶をお聞きし、初心にかえる思いの会員も多かったようです。

その後、『ライフキャリアデザインとポジティブ心理学』と題して、ご講義いただくとともに、「どんな自己概念をもっているか」についての
グループでの話し合いを皮切りに、「スピリチュアリティとはなにか」、「あなた自身のPositiveな特性を何でも自由に書きだす」、「将来できたら実現したいこと」、「もしあと1年しか生きられないとしたら」…など、自分自身を見つめ、心の中を言語化し、自分に気づくワークもたくさん織り込まれた研修でした。
「人は死ぬその日まで生涯にわたり変化し発達する存在である」、「自分の価値観の明確化」、「よりよい生き方をするためには、どうしたらよいか、人間の“弱さ”と同じ位人間の“強み”“長所”に注目すべき」など、実践しつつ学んでいくポイントを明確にご指導いただきました。

 参加された皆さんからのアンケートでは、「幸福感は自分自身が決めること、7:3の
ポジティブ比率を意識したいと思った」、「自分を見つめ直すきっかけになった」、
「宮城先生が素敵。ワークしながら理論紹介、本紹介もあり、勉強への意欲が高まった」
などのご感想をいただくとともに、今後も宮城先生の研修を希望するとのご意見も
たくさんいただきました。

 

 なんとも表現できないような柔らかく心地よい先生の魔法の声で、活を入れていただき
ました。「やろうと思えばできることを先のばしにしていることが多い。いつかやろうではなく、できることからやる、一歩前に出ることから次の目標が見えてくる」、「いろいろな引き出しを用意して役に立つカウンセリングをしてほしい、今日はそのきっかけであり、
これからは皆さん次第!」、「資格を取ってOKではなく、そこから勉強が始まる!」など
など。
 先生は、やっぱり魔女かもしれません。魔女の魔法にかけられて、一歩前に出てみようと思うことができた研修会でした。宮城先生の第4弾が今から楽しみです。


 当協会では、研修会を始め、今後も会員相互の交流や研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

 

2018年

2月

19日

【お知らせ】会員ページのパスワード変更作業について

現在「会員ページ」におけるパスワードについて新年度のものに変更作業中につき、

ログインができません。
20日に当協会事務局より通知されますので、ご確認のうえログイン願います。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承願います。

 

 

2017年

12月

10日

平成29年度公開講座を開催しました。

 12月10日(日)師走の日曜日。
新潟の冬には珍しく青空の見える中、「初めてのマインドフルネス」と題し、ほんぽーと にて公開講座が催されました。
 会員外のご参加も多数あり、初めに山田理事長より、キャリアコンサルタントの社会的役割やNPO法人新潟キャリアコンサルタントの概要の説明があり、公開講座に移りました。

 講師は、株式会社ラーニング.ライツ代表取締役の羽利泉先生を金沢よりお迎えしました。
羽利先生は、マインドフルネス瞑想士であり、キャリアコンサルタントでもあることから、
「支援者としてのマインドフルネス」を中心にお伝えいただきました。

 まずは、「呼吸法」から・・・。普段の呼吸と、ストローを使った呼吸、そしてそれを体験した後の心地よい呼吸・・・。本来私たちの身体は深い呼吸を求めているのだと実感しました。呼吸を意識することで、息をすることは当たり前のことではなく、人に備わった素晴らしい機能であることが実感できました。

 

 次に、「歩く瞑想」
足の運び、呼吸に意識を向け、一歩一歩確実に足を踏み出す。普段、無意識で出来ていることを意識的にすることで、周りのいろいろな変化にも気づけるように思います。同じグループの一般参加の方からは、「普段目に入らなかった小さい草花が、突然、輝いて見えるようになるってこういうことなんでしょうか」というふか~い振り返りのコメントを頂きました。

 最後は、「食べる瞑想」 
羽利先生から、金沢の銘菓「三作せんべい」をお持ちいただき、ゆっくりと味わいながら頂きました。
 五感を使って、良く観察し、良く匂いを嗅ぎ、舌の上に乗せた感触、味蕾で感じる味、ゆっくり舌の上で溶けていく感覚、歯で噛み砕く音、呑み込む時の喉と食道を下る感じ、飲み下して、ゴクンと胃の中に納まる感じのイメージ。羽利先生は「食べる」ことに集中すると、「頂きます」の感謝の言葉が生まれてくるとのことでした。

 

 マインドフルネスは、仏教(禅)の宗教的な部分を排したものということでしたが、
「功の多少を計り彼の来処を計る」(曹洞宗 五観の偈)の通り、沢山の人の手で出来ていること、命そのものを頂いていることへの感謝が自然と湧き上がる瞬間でした。
 
参加して下さった皆様からは、
「マインドフルネスに興味があったものの、本を読むだけではなかなかわからなかったので参加しました。実技があったので、わかりやすく、これからも続けられたらと思いました。貴重な研修をありがとうございました」
「日常に仕事に人が幸せになるためにマインドフルネスの大切さがよく分かりました。まずは自分が実践していこうと思います。」
「マインドフルネスとは何であるのかもわからずに来ましたが、少し分かった自分がいると思いました。」
など、皆さん、良いお時間を過ごされたという感想を頂き、主催者一同感謝申しあげます。


 今後も、協会では、公開講座を開催いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2017年

9月

24日

平成29年度キャリア研修会(秋季)を開催しました。

 当協会では、平成29年9月24日(日)に万代市民会館において、講師に渡辺三枝子先生をお招きし平成29年度第2回キャリア研修会を開催いたしました。

 渡辺先生からは、当協会発足間もない平成25年11月にも研修会講師としておいでいただきましたが、キャリアコンサルタントを日本に広め、この分野の第一人者である渡辺先生のお話をお聴きできる研修会でもあり、ご入会を検討いただく機会としてお声がけした会員以外の方も含め定員いっぱいの参加者となりました。

 

 

 当日は、山田理事長の挨拶に続き、西條事務局長からの渡辺先生のご紹介の後、

『キャリアカウンセラー再考-国家資格となった今、キャリアカウンセラーの専門性とは?』と題し、ご講義いただきました。

 講師を引き受けてくださった先生の思いをお聴きした後、参加者はグループに分かれて、自己紹介を含めこの研修会に参加した動機について話し合いました。
 続いて、渡辺先生から「キャリアコンサルタント」という専門職の社会的責任と、その責任を果たすために求められる能力や知識について、ご教授いただきました。


 人はみな違う、だからこそ現状に満足しないで常に自分と向き合うことや自己研鑽が必要であることなど、求められる意識や姿勢についても、熱くご教授いただきました。
 引続き、キャリアコンサルタントとしてどのように話しかけるかなどについて事例を通して検討し、

対話の重要性等について気づく体験の機会となりました。

 

 参加された皆さんからのアンケートでは、

「ポイントとなるワードをたくさんいただいた」、「クライエントは私と違うという学び」、「対話という切り口が非常に斬新的で印象に残ったキーワード」、「意見を出し合って視野を広げることが大切」などの感想をいただきました。

 

 

 渡辺先生から印象に残るキーワードや熱意を分けていただくとともに、会員相互の交流や研鑽の機会を提供する当協会の活動を後押ししていただいた研修会でもあったと感じます。
 当協会では、このような研修会を始め、今後も会員相互の交流や研鑽の機会の充実に努めていきたいと考えています。

 

 

2017年

7月

15日

【お知らせ】当協会の団体名変更について

団体名を「特定非営利活動法人新潟キャリア・コンサルタント協会」から

「特定非営利活動法人新潟キャリアコンサルタント協会」に変更いたしました。

ホームページの表記は、順次変更しておりますのでご了承ください。

 

 

2017年

3月

26日

平成29年度キャリア研修会(春季)を開催しました。

 本協会では、平成29326日(日)に万代市民会館にて、平成29年度第1回キャリア研修会を開催しました。

 開催に先立ち、本協会山田理事長より挨拶があり、続いて研修会に移り、宮内正臣先生による『ジョブカード作成・活用実践セミナー』と題してご講義いただきました。

 

 まずは、宮内先生から、ジョブカード制度総合サイトの使い方や活用場面を、サイトや様式にそって解説していただきました。宮内先生の快活な話しぶり、サービス精神旺盛なお人柄に、参加者はどんどん引き込まれていきました。

 「セルフキャリアドック」については、参加者から質問も多く、関心の高さがうかがえました。さらに実践として、ジョブカードを使ったロールプレイをおこないました。

 最後は、宮内先生オリジナルの語録やノウハウを通して、キャリアコンサルタントとしての姿勢や考え方をご教授いただき、大盛況のうちに研修は幕を閉じました。

 

 事後のアンケートでは、実践的な内容に満足している声が多く聞かれました。「ジョブカードの活用方法を知る事ができよかったです。ロープレも充実していてよかった。」「セルフキャリアドック制度について、イチから知ることができて良かった。先生が作成して使っていらっしゃるフォーマットもご提供いただきありがたいと思います。」

 

 今後は、NCCスクエア(会員による自主勉強会)でも、ジョブカードを取り上げることを予定しています。

 

2017年

2月

23日

【お知らせ】会員ページのパスワード変更作業について

現在「会員ページ」におけるパスワードを、平成29年度のものに変更作業中につき、

ログインができません。


24日に当協会事務局よりメールで通知する予定ですので、ご確認のうえログイン願います。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

 

2016年

10月

30日

平成28年度キャリア研修会(秋季)を開催しました。

 本協会では、平成28年10月30日(日)に万代市民会館にて、平成28年度第2回キャリア研修会を開催しました。

 開会に先立ち、本協会山田理事長より挨拶があり、続いて同西條事務局長より桐村晋次先生のご紹介がありました。

 引き続き研修会に移り、『ライフキャリア形成支援とキャリアコンサルティング-吉田松陰の松下村塾、日本の敗戦後の復興期、高度成長期を支えた人々に学ぶ―』と題し、ご講義いただきました。

 まずは、桐村先生の生い立ちや出身地である下関についてのお話。続いて、松下村塾での吉田松陰の人材育成、門下生の育ち方についてお話がありました。また、人事マンとしての経験談や企業事例の紹介、さらには、先生ご自身のキャリアヒストリーなど、お話は多岐にわたりました。

 参加者は、桐村先生の気さくなお人柄や、胸にささる言葉の数々に、前のめりになって聴き入りました。

 最後に、桐村先生から、キャリアコンサルタントとして必要な姿勢、行動等についてご教授いただき、大盛況のうちに研修会は幕を閉じました。

 アンケートでは、「企業人としての経験をふまえた、幅広い知識をおきかせいただき大変ありがとうございました。とても満足しました。」「CCとして社会経済歴史をもっと勉強しないといけないと痛感されられました」などの感想が寄せられました。

 

 

2016年

7月

31日

平成28年度公開講座を開催しました。

 本協会では、平成28年7月31日(日)に、

万代市民会館において、平成28年度公開

講座を実施しました。


 開会に先立ち、本協会山田理事長より挨拶があり、一般の参加者の方々に向け、キャリアコンサルタントという存在や本協会の主旨

及び事業概要についての説明の後、今回の講師の高橋和枝氏に依頼した経緯について述べられました。

 引き続き公開講座にうつり、スプーンフィールド代表の高橋和枝氏に、 『生きづらさを抱えた若者にどう寄り添うか』 と題して、お話していただきました。

 高橋氏のスクールカウンセラーとしての経験から、若者をとりまく環境、若者にかかわるカウンセラーとしての向き合い方、信頼関係の作り方などを、実際の事例を交えて、お話ししていただきました。

 

 さらに、高橋氏自身が若者だった頃の、ひきこもりやカウンセリングを受けた経験、当時の思いや考えも話していただき、若者側の立場についても、大変説得力のあるお話でした。

 

 

 高橋氏の優しさが伝わってくる、心にしみいるお話に、参加者は熱心に耳を傾けました。

 参加者のアンケートにも「傷ついた若者に
寄りそうことへの熱意をとても感じました」

「学生に対しても、家族に対しても、とても

役に立つ内容でした」などがありました。

 

 

 

 教育関係者、企業関係者など、30名以上の方に参加していただき、盛況のうちに終了いたしました。多くの皆さまのご参加、ありがとうございました。
 本協会では,一般の方々が参加できるこのような公開講座を今後も開催していきます。

 

 

2016年

3月

21日

平成28年度キャリア研修会(春季)を開催しました。

 本協会では、平成28年3月21日(月・振休)に新潟市万代市民会館にて、平成28年度キャリア

研修会(春季)を開催しました。

 開会に先立ち、本協会山田理事長より挨拶があり、続いて同西條事務局長より宮城まり子先生のご紹介が行われました。

 

 引き続き研修会に移り、『キャリアカウンセリングにおける「統合的アプローチ」の理論と実践・事例検討(シリーズⅡ)-論理療法と認知行動療法をキャリア支援に活かす-』と題し、ご講義いただきました。

 

 

 事後のアンケートでも、「認知行動療法について、わかりやすく具体的な説明でよかった。療法を整理しわかったことを、実際に使いこなせるということは、更に学習する必要を感じた。」

「内容の濃い研修でとてもありがたかったです。理論とロールプレイの組み合わせで、時間があっという間でした。」

「宮城先生の研修を新潟で受けられ、良かったです。ロールプレイ等を通して自分を振り返ることもできました。ありがとうございました。」など、先生の講座を楽しみにしている方が多いことを感じさせられた研修会となりました。

 

 なお、この研修会は全3回のシリーズで開催するもので、今後も開催する予定です。

 

 

2016年

2月

17日

【お知らせ】会員ページのパスワード変更作業について

現在「会員ページ」におけるパスワードについて新年度のものに変更作業中につき、ログインができません。
19日に当協会事務局より通知されますので、ご確認のうえログイン願います。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承願います。

 

 

2015年

11月

15日

平成27年度キャリア研修会(秋季)を開催しました。

 本協会では、平成27年11月15日(日)に万代市民会館にて、平成27年度キャリア研修会(秋季)を開催しました。

 

 開会に先立ち、本協会山田理事長より挨拶があり、続いて同西條事務局長より上 篤先生のご紹介がありました。

 引き続き研修会に移り、ご自身の癌告知が「その後の仕事の あり方」を考える大きなきっかけになったという、これまでのキャリアを紹介しながら、人の人生を支援するキャリア・コンサルタント自身のキャリアについても、ライフキャリア、内的キャリアを含め考えていくというテーマでご講義いただきました。

事後のアンケートでも、「上さんにお会いしたくて参加しました。」「優しい口調から語られるお話しは、とても説得力があり、わかりやすいお話しでした。」「キャリアコンサルタントとしてのあり方を考えさせられました。」など、先生のお人柄が伝わってくる講演会でした。

 

 

 

2015年

7月

18日

平成27年度公開講座を開催しました。

本協会では、平成27年7月18日(土)に、ほんぽーと中央図書館にて、平成27年度公開講座を実施しました。


開会に先立ち、本協会山田理事長より挨拶があり、一般の参加者の方々に向け、キャリアコンサルタントという存在や本協会の主旨及び事業概要についての説明の後、今回の講師の大野雅之氏に依頼した経緯について述べられました。



 引き続き公開講座にうつり、大野氏から 『子育て・人材育成・カウンセリング・医療・福祉の場で役立つメンタリング講座』 と題し、ご講演いただきました。


 はじめに、メンタリングが、家庭や学校、企業、医療などの対人場面で必要とされていることが紹介されました。身近なことで共感しやすく、大野氏のなめらかな語り口もあり、すぐに会場全体が引き込まれていきました。



 メンターとして、その人の人間力を引き出すことや、その人が安心して自分を表現する場をつくることの重要性などをお話しいただきました。


 大野氏の子育て体験や、プロスポーツ選手の事例をまじえた分かりやすい解説に、多くの参加者が、深くうなずきながら熱心に耳を傾けていました。



 参加者のアンケートにも「大切なことに気づかされた」「今日から実践したい」などあり、文字通りその場で元気になる90分でした。


 昨年を上回る50名以上の方に参加していただき、盛況のうちに終了いたしました。

多くの皆さまのご参加、ありがとうございました。


 本協会では,一般の方々が参加できるこのような公開講座を今後も開催していきます。